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生活不活発病

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生活不活発病に気をつけよう。原因と症状、5つの対策を紹介します。

新型コロナウイルス感染症予防のため、外出の自粛が続いています。そのため家でじっとしている時間が増えた人も多いと思います。そこで心配になってくるのが生活不活発病です。

今回は、生活不活発病の症状や予防のための5つの対策を紹介します。

 

 

生活不活発病とはどんなもの?

生活不活発病は、日常生活の中で体や頭を使わない、いわゆる不活発な状態が続くことにより心身の働きが低下することで、廃用症候群とも呼ばれます。

 

特に高齢者の場合、体が徐々に動きにくくなるので、動かすことを控えてしまいがちです。それでますます動きにくくなるという悪循環が生じます。

 

生活不活発病は災害時に起こりやすいと言われています。

「避難所生活で今までやっていたことができなくなる」、「地震で道路状況が悪くなって外出を避ける」、「趣味活動や老人クラブの集まりなどが中止になり閉じこもりがちになる」といったことが原因です。

 

現在は新型コロナウイルス感染症の流行により、外出を控えたり、集まりが中止となったりすることが多いです。つまり、災害時と同じく生活不活発病が起こりやすい状態です。

 

最近よく聞く「フレイル」との違いは?

フレイル(虚弱)とは、年齢とともに心身の機能が低下することで、健康な状態と要介護状態の中間に位置します。

 

生活不活発病が引き起こす悪循環により、健康な人でもフレイルになる可能性が高くなります。

 

生活不活発病の症状はいろいろ

身体的な症状としては、「筋力が低下する」、「心臓や肺の機能が低下する」、「立ちくらみが起こる」、「骨がもろくなる」、「関節が動きにくくなる」などがあります。

 

また、精神的な症状としては、「周りに関心がなくなる」、「気持ちが落ち込む」、「認知症のような症状が出てくる」などがあります。

 

生活不活発病予防のための5つの対策

(1)体を動かす

高齢者の場合は、毎日40分程度体を動かすことが理想です(細切れでもOK) 掃除機かけやゴミ出し、洗濯物を干すといった家事も運動の1つです。

 

つま先やかかとの上げ下ろしや膝の曲げ伸ばしなど、椅子に座ったままできる体操もあるので、試してみるとよいでしょう。そしてできれば、日中は起きていることが望ましいです。

 

天気が良い時には散歩もお勧めです。ただし大人数で密になる状況は避けましょう。

 

(2)社会参加

社会参加とは、家庭や社会における役割を果たすことです。

 

具体的に言うと、「家事を含めた仕事」、「外出」、「家族や友人知人との交流」、「趣味やボランティア活動」などです。外出が難しい今は、電話で話をすることもよい方法です。

 

(3)3食欠かさず食べる

卵や肉や魚といったたんぱく質も、できるだけ摂るようにしてください。筋肉を作るために大切です。

 

(4)頭を使う

日記をつける、計算問題やパズルといった脳トレに挑戦するのもよいでしょう。

 

(5)よく笑う

笑うことは口の筋肉を動かすことにもつながりますし、よく笑うことで免疫力もアップします。

 

 

「いつも通りの日常生活」が、生活不活発病を予防するためにはとても大事になってきます。 コロナ禍の今だからこそ、毎日の生活を見直してみませんか

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